子どもにゼリーは危ない?与え方の基本&食べ過ぎの影響とは

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ゼリーは子どもが好むおやつの代表です。多くのゼリーが発売され、選択肢も広がっていますよね。

しかし、ゼリーが原因で重大な事故につながる可能性もあります。

「ゼリーの安全な与え方って?」

「注意すべきことって何?」

「食べ過ぎの影響も知っておきたい!」

そこでこの記事では、ゼリーの与え方の基本と注意点について解説します。

ゼリーに関する注意点を学べば、安心して子どもに与えられますよ。

最後に子どもが喜ぶ安全なゼリー5選もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ゼリーの与え方の基本|子どもの安全を守るためにすべきこと

ここでは、安全に留意したゼリーの与え方についてまとめてみました。注意点は次のとおりです。

  • ゼリーは窒息の原因となる
  • ゼリーの対象年齢を確認しよう
  • 誤嚥防止のためにできることをしよう
  • 誤嚥時の対処方法を知ろう

とくに小さなお子さんがいるご家庭にとって重要な内容です。事故につながらない与え方や、事故が起こっても慌てず対処する方法についてお伝えします。

え、そんなに小さいもので誤嚥!?ゼリーは窒息の原因となる

飲食物が気管に入ることを、医学用語では「誤嚥(ごえん)」といいます。誤嚥の結果、食品が気道を閉塞 し、呼吸を妨げ窒息につながるので要注意です。

とくに小さいお子さんは小さな食品でも、のどに詰まる場合があります。

画像引用:消費者庁|食品による子どもの窒息・誤嚥 ごえん 事故に注意! 

厚生労働省の調査によると平成26年から令和元年までの6年間に、食品の誤嚥(ごえん)が原因で14歳以下の子ども80名が死亡しています。

そのうち5歳以下が9割を占めており、奥歯が生えそろってない低年齢(0歳~2歳)の子が多いのが特徴です。

画像引用:消費者庁|食品による子どもの窒息・誤嚥 ごえん 事故に注意! 

小さな子どもの口の大きさは直径約4㎝程度しかありません。またかみ砕く力が十分にないので、豆やナッツ類などの小さな食品でものどや気管に詰まらせて窒息する危険性をはらんでいます。

とくに6~20㎜の大きさのおもちゃや食品はのどに詰まらせやすいので注意しましょう。政府広報では、あめ玉・こんにゃく入りゼリー・ぶどう・ミニトマト・豆・ピーナッツなどが注意すべきものとして紹介されています。

参照:政府広報オンライン|「えっ?そんな小さいもので?」子供の窒息事故を防ぐ!

特にこんにゃくゼリーは弾力があって気道に詰まりやすい

ゼリーによる誤嚥でとくに気をつけたいのがこんにゃくゼリーです。一般的なゼリーとこんにゃくゼリーはよく似ていますが、性質は次のように異なります。

一般的なゼリーの特徴こんにゃくゼリーの特徴
くずれやすい弾力がありくずれにくい
体温程度の熱で溶ける溶けない
水分が多い水分が少ない

また、こんにゃくゼリーはカップから吸い込むような食べ方をする場合が多いので、のどに詰まりやすくなります。

過去の事例では、凍らせて食べることでより弾力が増し、誤嚥を招いたり、子どものそばにいなかったことが原因で重篤な事故につながったりしています。

以上のような理由から、こんにゃくゼリーは、幼児の間は避けたほうがよさそうです。

小学生以上の場合でも、十分噛むよう注意を促したうえで、子どものそばにいながら与える必要があるでしょう。

いつから大丈夫?1〜2歳が多いがパッケージで対象年齢を確認しよう

画像引用:マンナンライフ

市販のゼリーには、対象年齢が書かれてないものもあり判断に悩みますよね。

こんにゃくゼリーの場合、対象年齢はとくに記載されていませんが「お子様やご高齢の方はたべないでください」と大きく注意書きが書かれています。

一般的に市販のゼリーを与えても大丈夫な年齢は、離乳食が完了し、歯が完全に生えそろった1~2歳頃です。その際も、できるだけやわらかく、フルーツの大きな塊が入ってないものを選ぶとよいでしょう。

一方で、幼児用のゼリーには対象年齢がしっかりと記載されています。ジュレなどの砕けたやわらかい形状のものが多く、安全面でも安心です。

1歳以下のお子さんでも食べられるゼリーも販売されているので、パッケージで対象年齢をしっかり確認してから与えましょう。

赤ちゃん(乳幼児)に与える際はカップタイプがおすすめ

赤ちゃん用のゼリーには、スプーンですくって与えるカップタイプと、直接吸い口から吸って飲むパウチタイプの2種類があります。

パウチタイプは基本的に1歳以上が対象ですが、吸う力や調節する力がある程度ついてからのほうが安心です。

もちろんパウチタイプのゼリーをお皿に出して、スプーンで食べさせてあげるのもよいでしょう。

お子さんの月齢や食べやすさを考慮して選んであげてください。

誤嚥防止のためにできること(小さく砕く、姿勢を正す、手の届かない場所に置く)

誤嚥は次のような対策を取るだけで、多くの場合は事前に防ぐことができます。

  • 小さく砕く
  • 姿勢を正す
  • 手の届かない場所に置く

子どもは咀嚼力が弱いので、あらかじめゼリーを砕いて与えるだけでも危険性を減らせます。離乳食を卒業したての小さなお子さんであれば、ジュレタイプが安心ですね。

また、食べるときの姿勢も重要です。横になるなど傾いた姿勢だと、食べ物がのどに詰まりやすくなります。食べるときは姿勢を正し、食べることに集中させるようにしましょう。

大人が見ていない間に子どもが勝手に食べた結果、事故につながることもあります。なるべく子どもの手が届かない場所に置き、予想外の事故を防ぐことが大切です。

食べる際は近くで見守ってあげることも重要

誤嚥事故を避けるためには、食べる際に近くで見守ることも重要です。

  • しっかり噛んでいるか
  • 姿勢よく食べているか
  • 口に入れたまま走ったりしていないか
  • 誤嚥しやすい食品を食べてないか

以上のようなことに気をつけながら大人が見守るだけでも、誤嚥事故の確率を大幅に下げられるはずです。

「大丈夫だろう」と油断せず、近くで見守りながらコミュニケーションを楽しみましょう。

子どもがのどを詰まらせたときの対処法は…

子どもがのどを詰まらせた場合、次のような症状が現れます。

  • のどを押さえる、口に指を入れる
  • 声を出せない
  • 呼吸が苦しそう
  • 顔色が急に青くなる

上記のような症状があり、様子がおかしいと思ったら、すぐに救急要請し指示を仰ぎましょう。

窒息している場合、5~6分程度で呼吸が止まり意識を失います。その後、心臓が止まり大脳にダメージを受けるので、迅速な対処が必要です。

救急が来るまでの間に次のような処置をしましょう。

【乳児(1歳以下)の場合】

  1. 片方の手で乳児のあごをしっかり持つ
  2. その腕に子どもの胸と腹を乗せる
  3. 頭側を下げるようにしてうつ伏せ状態にする
  4. もう一方の手のひらで背中を力強く数回連続してたたく

【幼児の場合:腹部突き上げ(ハムリック法)】

  1. 子どもの後ろにまわりウエストに手をまわす
  2. へそとみぞおちの間にあてた手で握りこぶしを作る
  3. もう一方の手を上にあて両手で腹部を上に圧迫する
  4. 圧迫を繰り返す

腹部を繰り返し圧迫するので、内臓を痛める可能性があります。もし異物が除去されたとしても、救急隊や医師に伝え、診察を受けてください。

参考:政府広報オンライン|「えっ?そんな小さいもので?」子供の窒息事故を防ぐ!

子どもが喜ぶ安全なゼリー5選

子どもに与えるゼリー選びは、子どもの安全や命にかかわる重要な問題ですね。

ここでは、子どもの安全面を考えたうえでおいしさと栄養を兼ね備えたおすすめゼリーを5つご紹介します。

  1. 和光堂ミルクデザート(りんごとにんじん)
  2. 1歳からのMYジュレドリンク1/2食分の野菜&くだもの(ぶどう味)
  3. キューピーイチゴとぶどうのフルーツジュレ
  4. 森永フルーツでおいしいやさいジュレ
  5. 杉本や製菓野菜ゼリーミックス

お子様の好みに合ったゼリーが見つかるといいですね。

①離乳食 WaKODO 和光堂 ミルクデザート りんごとにんじん 30g×2 ベビーフード

牛乳と混ぜるだけで簡単にできるデザートです。

ゼリーというよりもトロミのあるミルクデザートですね。やわらかいりんご果肉入りで、粉ミルクでも作れます。

作り方が簡単なので子どもと一緒に手作りを楽しめますよ。

  • 対象年齢:1歳から
  • 内容量: 30g×2袋
  • カロリー:27kcal(一袋あたり・牛乳なしの状態)
  • アレルゲン:りんご

②1歳からのMYジュレドリンク 1/2食分の野菜&くだもの ぶどう味 70g

8種の野菜と3種の果物入りのジュレタイプ飲料です。

1/2食分※の野菜を配合し、鉄・乳酸菌(殺菌済み)入りで栄養面にも配慮しています。

  • 対象年齢:1歳から
  • 内容量:70g
  • カロリー:38kcal
  • アレルゲン:りんご

※「授乳・離乳の支援ガイド」をもとに算出

③キューピー いちごとぶどうのフルーツジュレ75g

赤ちゃんがスプーンで「すくいやすい」「食べやすい」をもとに設計したカップ入りジュレです。

「自分で食べたい」という気持ちを応援。人気のフルーツいちごと皮むきが面倒なフルーツぶどうを組み合わせて食べやすく仕立てています。

  • 対象年齢:12ヶ月頃から
  • 内容量:70g
  • カロリー:58kcal
  • アレルゲン:なし

④森永 フルーツでおいしいやさいジュレ 70g×6袋

8種類の野菜と果物100%でおいしく仕上げたジュレタイプの飲料です。

赤・緑・黄色・紫の4色で分類した野菜や果物をブレンドしています。

6袋セットなのでそれぞれの味を楽しめます。お子さんの好みを知りたい場合に、お試しで購入するのもいいかもしれませんね。

赤い野菜とくだもの/緑の野菜とくだもの:各2袋
黄色の野菜とくだもの/紫の野菜とくだもの:各1袋

  • 対象年齢:1歳から
  • 内容量:70g×6袋
  • カロリー:43kcal
  • アレルゲン:りんご、オレンジ

⑤杉本屋製菓 野菜ゼリーミックス 22g×21個×1袋

カゴメ「野菜生活100」を使用したさわやかなミニカップゼリーです。

オレンジ味・ぶどう味・マンゴー味の3種類。

  • 対象年齢:記載なし
  • 内容量:440g(22g×20個)
  • カロリー:19kcal(1個当たり)
  • アレルゲン:りんご、オレンジ、バナナ

ミニカップゼリーは直接カップに吸いついて食べるのが一般的ですが、お子さんの年齢が低い場合や誤嚥が心配な場合はお皿に出してスプーンなどで小さく刻んで与えましょう。

子どもと楽しむなら手作りもおすすめ

ゼラチンとジュースのふたつがあれば簡単に作れます。混ぜるなどのお手伝いを頼み、楽しみながら作ってみましょう。

【みかんカルピスゼリー】

 混ぜるだけで火を使わないので簡単です。ゼラチンは熱湯かレンジで溶かします。

<カルピスゼリーの材料>

  • カルピス濃縮液 150ml
  • 水(カルピス濃縮液を薄める水) 400ml
  • ゼラチン 5gP×2(溶かす用の水 80ml)

<みかんゼリーの材料>

  • みかん缶1缶 350g(内容量193g)
  • ゼラチン 5gP×1(溶かす用の水 100ml)
  1. ゼラチンを熱湯で溶かす
  2. 水で薄めたカルピスにゼラチンを混ぜる
  3. 器に入れ冷蔵庫で冷やす
  4. ミカンゼリーを作る
  5. ゼリー状に固まったらスプーンで崩しジュレ状にする
  6. カルピスゼリーの器の上にジュレを乗せる

ゼラチンを混ぜたり、固まったゼリーをジュレにしたりなどは、小さな子でもできそうですね。

【ミルクと野菜の栄養おやつ しましまゼリー】

牛乳と野菜ジュースのボーダーゼリーです。少し手間がかかりますが、作る過程を楽しみましょう。できあがったときのお子さんの笑顔が楽しみですね。

<しましまゼリーの材料> 

  • A牛乳        150cc
  • A砂糖        大さじ1
  • A粉ゼラチン     2.5g
  • B無添加野菜ジュース 150cc
  • B粉ゼラチン     2.5g
  1.  Aを加えた鍋を砂糖とゼラチンが溶けるまで火にかける。(沸騰しないようにする)
  2.  容器に1/4量を注ぐ。冷蔵庫で固まるまで冷やす。
  3.  Bを加えた鍋を砂糖とゼラチンが溶けるまで火にかける。(沸騰しないようにする)
  4.  固まったミルクゼリーの上に、1/4量を注ぐ。冷蔵庫で固まるまで冷やす。
  5.  2と4を繰り返してしましまにする。

ほかにも寒天を使用したゼリーだと食物繊維が摂れるので、お通じが悪いお子様にもおすすめです。

ただしゼラチンよりも固めに仕上がるので、誤嚥には注意しましょう。

子どものゼリーに関するよくある質問

よくある質問にQ&A形式で回答していきます。

  • ゼリーを食べ過ぎると虫歯や糖尿病になる?
  • 1日にどれくらいなら食べさせて大丈夫?
  • アンパンマンゼリーはいつから子どもに食べさせられる?

気になる項目をチェックしておきましょう。

Q.ゼリーを食べ過ぎると虫歯や糖尿病になる?

ゼリーを食べ過ぎたからといって、かならず虫歯や糖尿病になるわけではありません。

しかし、市販のゼリーには糖分が多く含まれているのも事実です。ほかのおやつと同様、食べ過ぎれば虫歯や肥満につながる可能性があります。

糖尿病の原因は、遺伝的な要素と生活習慣的な要素のふたつです。生活習慣的な要素が原因の場合、肥満や運動不足、加齢、耐糖能異常などが複雑に積み重なった結果、発症します。

また糖尿病は40歳以降に発症することが多く、それまでに身についた食生活の結果とも言えます。幼児期から甘いものを食べ過ぎないよう注意しておくと、将来的な疾病を防ぐことにつながるかもしれませんね。

参照: 厚生労働省|糖尿病

さらにゼリーの食べ過ぎには、噛む力が鍛えられない、体が冷えるなどのマイナス面もあります。

ゼリーが好きだからといって、毎日食べ続けたり、一度に大量に食べたりするのは避けた方がよさそうです。

Q.1日にどれくらいなら食べさせて大丈夫?

3~5歳児のおやつで摂るカロリーの適正量は1日100~200kcalです。

この記事でご紹介したおすすめゼリーは約40〜60kcal、ミニカップゼリーは1個約20kcalでした。

計算上では2個食べても大丈夫と考えられますが、おやつは足りない栄養を補うための補食という位置づけです。

ゼリーは1日1個、ミニカップゼリーであれば2~3個程度にとどめておき、ほかのおやつでバリエーションを持たせましょう。

参照:幼児期の間食に関する現状と保護者の意識|中村学園大学(教育学部)桧垣淳子

Q.アンパンマンゼリーはいつから子どもに食べさせられる?

小さな子どもを対象としたゼリーには対象年齢が書いてあるケースが多いですが、アンパンマンゼリーには対象年齢が記載されていません

さらに直接カップに口をつけて吸い出すタイプなので、離乳食完了後の1歳以降が目安と考えられます。

味はりんご・みかん・ぶどうの3種類で、ゼラチンは使用されていません。アレルギーの特定原材料としては、りんごのみで、使用されている原材料は以下の通りです。

原材料
りんご砂糖(韓国製造又はタイ製造)、りんご濃縮果汁、オリゴ糖、寒天/ソルビット、ゲル化剤(増粘多糖類)、酸味料、酸化防止剤(V.C、ヤマモモ抽出物)、香料、カロテノイド色素
みかん砂糖(韓国製造又はタイ製造)、みかん濃縮果汁、オリゴ糖、寒天/ソルビット、ゲル化剤(増粘多糖類)、酸味料、酸化防止剤(V.C、ヤマモモ抽出物)、着色料(フラボノイド、カロテノイド)、香料
ぶどう砂糖(韓国製造又はタイ製造)、ぶどう濃縮果汁、オリゴ糖、寒天/ソルビット、ゲル化剤(増粘多糖類)、酸味料、アントシアニン色素、香料、酸化防止剤(ヤマモモ抽出物)

引用:不二家|アンパンマンゼリー

オリゴ糖を利用していると謳っていますが、砂糖も使用されており、酸化防止剤や香料などの添加物も使用されています。

健康面や栄養面を考えるなら、離乳食完了前の子どもには与えないほうがよさそうです。

のどに詰まらせないよう見守りながら、必要に応じて皿に出して与えるようにしましょう。

まとめ

このページでは、子どもにゼリーを与えるときの注意点やおすすめゼリーについて解説しました。

最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。

  • 小さい子がゼリーを食べるときは誤嚥に気をつけよう
  • 小さい子用のゼリーには対象年齢が記載されているのでチェックしよう
  • こんにゃくゼリーは小さい子には与えないようにしよう
  • 簡単に手作りできるので親子で楽しく作ってみよう
  • 食べ過ぎには気をつけよう

ゼリーは小さな子でも食べやすい人気のおやつです。離乳食中から食べられる商品もあり、とくにパウチタイプは汚れにくく便利ですよね。

しかし誤嚥の危険性も高く、ゼリーを食べる際には安全性に気を配る必要もあります。

ゼリーの原材料や形状、対象年齢をチェックしたうえ、食べるときは近くで見守るようにしましょう。

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